※写真は装丁見本です。実物とは異なる場合があります。

○タイトル  『宙に舞った「藤井ハリー」 ダイエー・藤井将雄物語』
○著  者   藤井 正子(母) マリ子(妹)
○判  型   四六判上製 240頁
○定  価   本体1400円+税
○発行元    株式会社 勁 文 社(ケイブンシャ)


 昨年、パリーグのV2を達成した福岡ダイエーホークスは、福岡ドームで勝利の監督胴上げを行いました。その時、胴上げの横では、若田部投手がテレビ画面に語りかけるような眼差しで、背番号15をつけたマスコット人形「ハリーホークス」の胴上げをしていました。
その後に行われた“ON対決”の2000年度の日本シリーズで、ホークスの選手たちは、ヘルメットに藤井投手の背番号15を記し、ユニフォームには喪章をつけてプレイした姿は、今も、多くのファンの脳裏に焼き付けられています。
 平成12年10月13日、福岡ダイエーホークスの藤井将雄投手は、肺ガンのため、多くのチームメート、プロ野球関係者、ファンに惜しまれながら、亡くなられました。そのあまりに若すぎる“死”は、多くの人々に受け入れがたいものでしたが、早や、一周忌をむかえることになってしまいました。
 この一年、残されたご家族の方々のお気持ちは、いかばかりかと計り知れないものがありますが、突然、藤井投手を失った多くのファンの気持ちを推測すると、マウンド上では見ることはできませんが、藤井将雄さんの、投手としての姿、敵に立ち向かっていく闘争心、個人としての姿、考え方、肉声、病気と闘った闘争心などを、本という形ではありますが、残すことが大切だと考え、未だ心の痛みが消えないままの藤井投手のお母さん、妹さんに、藤井将雄投手の子どもの頃から亡くなられるまでを、綴っていただきました。
また、この企画を進める上で、福岡ダイエーホークス球団、王貞治監督、選手、スタッフの皆さん、東京讀賣巨人軍及び工藤投手をはじめ、多くの方々のご協力をいただきました。
尚、この本の印税の一部は、藤井投手が作り育ててきた「藤井将雄少年野球教室」の運営にまわされることになっています。

[目 次]
○序 文 永遠なれ、心優しき鷹よ────王 貞治
○はじめに──             藤井正子
○序 章 宙に舞った「藤井ハリー」
・第1章 海が好きな野球少年
  唐津の海 野球との出会い 福岡から唐津へ 湊中学時代 父の死
  1年生エース 甲子園めざして 「フミヤ」
・第2章 青春の光と影──ノンプロ時代
  日産自動車九州・地獄の練習 母へのプレゼント 姉の死 アジア大会金メダル
  大切な女性 心の中の変化 社会人野球からプロ野球へ ドラフト会議
・第3章 夢をめざして──福岡ダイエーホークス時代
  入団発表 プロ野球選手として 初勝利の喜び 工藤さんのこと 酒と競艇
  脱税事件 ボランティア活動
・第4章 栄光の陰に
  パ・リーグ初制覇 肺の影 日本シリーズ初制覇 天にも昇る幸せ 余命3カ月
  若田部選手への電話 王監督からの電話 「間質性肺炎」 最後の契約更改
  幻となった優勝旅行
・第5章 愛と闘病の日々
  抗ガン剤と漢方薬 入院中の食事 不安と動揺 メールとホームページ 
  二人で過ごした時間 桜弁当 福岡のお父さんとお母さん 二軍復帰
・第6章 喪章をつけた日本シリーズ
  緊急入院 「本日休業」 最後の入院 名付け親 ダイエーホークス、V2達成
  メッセージ 最期の日 悲しい別れ チームメートたち 
・終 章 魂の炎は消えず 
  天国に「ありがとう」が届いてますか 藤井ゲート 夢は少年野球の監督
○おわりに──         藤井正子・マリ子

※最新の情報を掲載しましたが、出版までに変更になる場合があります。ご了承ください。(2001年10月16日)